ChatGPTとClaude Codeを使った個人開発の1日ワークフロー
はじめに
ChatGPT と Claude Code を組み合わせると、個人開発の生産性が大きく向上します。本記事では、朝から夜までの実際の開発フローを、時間配分と判断ポイント付きで解説します。
全体フロー(8時間の開発)
09:00 朝の計画(15 分)
↓
09:15 実装ブロック1(90 分)
↓
10:45 レビュー・修正(30 分)
↓
11:15 実装ブロック2(90 分)
↓
12:45 昼休憩(45 分)
↓
13:30 実装ブロック3(90 分)
↓
15:00 リグレッションテスト(30 分)
↓
15:30 ドキュメント化(30 分)
↓
16:00 終日レビュー・記録(30 分)
09:00 朝の計画(15 分)
ステップ1:目標を定義(5 分)
人間が決定:
- 今日実装する機能は何か
- 完成形はどうあるべきか
- 制約は何か
例:
今日の目標:
ユーザープロフィール編集機能
- 表示&編集フォーム
- バリデーション
- 保存機能
- エラーハンドリング
制約:
- 既存 API を使用
- DB スキーマは変更しない
- テストケースは 10 個以上
ステップ2:ChatGPT に計画を立てさせ(10 分)
ChatGPT への依頼:
「以下の開発目標に対して、
本日の実装計画を立ててください。
目標:ユーザープロフィール編集機能
【要件】
- ユーザーが自分のプロフィール情報を編集
- バリデーション必須
- エラー時は適切にメッセージ表示
【制約】
- API は既存のもの使用
- DB スキーマ変更なし
【実装計画】を以下の形式で出してください:
【ブロック1】(90 分)実装内容
【ブロック2】(90 分)実装内容
【ブロック3】(90 分)実装内容
各ブロックで何を実装するか、
何をテストするか、
リスク・注意点を含めてください。
」
ChatGPT の出力例:
【ブロック1】表示&編集フォーム(90分)
- UserProfile コンポーネント作成
- フォーム UI
- 既存ユーザー情報の取得表示
- テスト:表示確認 3 ケース
【ブロック2】バリデーション&保存(90分)
- 各フィールドのバリデーション
- 保存ボタン機能
- Loading 状態表示
- テスト:バリデーション 5 ケース、保存 2 ケース
【ブロック3】エラーハンドリング&リグレッション(90分)
- エラー時のメッセージ表示
- ネットワーク失敗時の対応
- 既存機能へのリグレッションテスト
- テスト:エラー系 5 ケース
【リスク】
- API レスポンス形式が異なる可能性
- 画像アップロード が複雑化する可能性
09:15 実装ブロック1(90 分)
ステップ1:Claude Code に指示(5 分)
計画をベースに Claude Code に指示:
「以下の実装をお願いします。
ファイル: src/components/UserProfile.tsx(新規)
内容:
1. ユーザー情報を表示するコンポーネント
2. フォーム UI で編集可能
3. 既存 API から data を取得
制約:
- ファイルは UserProfile.tsx のみ
- TypeScript で型定義必須
- 他のコンポーネントは変更なし
実装前に計画を確認させてください。
」
ステップ2:Claude Code が実装(70 分)
Claude Code が計画を立てて、実装を進めます。
ステップ3:コード確認(15 分)
npm test を実行
↓
全テスト pass か確認
↓
git diff で変更確認
↓
想定と異なる部分ないか確認
10:45 レビュー・修正(30 分)
ChatGPT でコードレビュー(15 分)
ChatGPT への依頼:
「以下の実装をレビューしてください。
[git diff をペースト]
確認項目:
- セキュリティリスク
- パフォーマンス問題
- TypeScript 型定義
- テストケースの網羅
」
フィードバック対応(15 分)
ChatGPT の指摘が妥当か確認して、必要な修正を Claude Code に指示:
「ChatGPT のレビューに基づいて、
以下を修正してください。
指摘:「入力値のサニタイズ処理がない」
修正内容:DOMPurify を使用して XSS 対策
」
11:15 実装ブロック2(90 分)
同じサイクルで実装:
- Claude Code に指示(5 分)
- 実装(70 分)
- テスト確認(15 分)
ブロック2 の目標:バリデーション&保存機能
12:45 昼休憩(45 分)
集中力を切って、リセット。
13:30 実装ブロック3(90 分)
エラーハンドリングと統合テスト:
- Claude Code にエラーハンドリングを指示
- 実装(70 分)
- テスト確認(15 分)
15:00 リグレッションテスト(30 分)
統合テスト
npm test で全てのテスト実行
↓
既存機能へのリグレッション確認
↓
新規機能の統合動作確認
↓
本番相当環境での動作確認
ChatGPT で最終レビュー
「本日の実装内容全体をレビューしてください。
[main 機能の git diff]
確認:
- 複数ファイルの関係性
- 全体のアーキテクチャ
- 次の拡張への影響
」
15:30 ドキュメント化(30 分)
開発メモ作成
ChatGPT を活用して開発メモを作成:
「本日の開発内容をドキュメント化してください。
実装:プロフィール編集機能
[簡単な説明]
【変更内容】
【背景】
【実装の判断理由】
【注意点・制約】
【テスト項目】
【次回の課題】
」
README 更新
新しいコンポーネント、API 呼び出しがあれば、README 更新。
16:00 終日レビュー・記録(30 分)
本日の成果物確認
✓ コード
✓ テスト(カバレッジ確認)
✓ ドキュメント
✓ git log の確認
明日への引き継ぎ
【完了したこと】
- 表示機能
- 編集機能
- バリデーション
- エラーハンドリング
【残作業】
- 画像アップロード機能
- 複数言語対応
- パフォーマンス最適化
【明日の優先順位】
1. 画像アップロード
2. 統合テスト拡張
3. ドキュメント完成
実際に起きやすい課題と対応
課題1:実装がブロック内に収まらない
予定:90 分で完成
実際:120 分かかる
対応:
- 早めに Claude Code に時間切れ宣言
- スコープを縮小
- 残りは明日に
- 無理なく進める
課題2:テスト失敗が多発
ChatGPT レビュー → 修正指示 → Claude Code 実装
→ テスト失敗 → ChatGPT に相談
→ エラー原因分析 → 修正
時間が長引く場合:
- 一度 Claude Code を止める
- ChatGPT でエラー原因を徹底分析
- 修正方針を確定してから Claude Code に指示
課題3:要件が途中で変わる
朝:「編集機能」と決定
昼:「画像アップロードも必須」と追加要件
対応:
- 新しい要件に基づいて計画をリセット
- 今の実装は維持、次のブロックで対応
- 無理に詰め込まない
効率化のコツ
コツ1:小さい単位で commit する
各実装ブロックごとに 1 commit
↓
何か問題が起きたとき、1 ブロック単位で rollback 可能
↓
リスク低減
コツ2:テストは実装と同時進行
❌ 実装が全て完了してからテスト
✅ 実装しながらテストコード追加
テスト駆動開発(TDD)で品質向上
コツ3:ChatGPT は早めに相談
❌ 問題に直面してから ChatGPT に相談(時間ロス)
✅ 計画段階で複数案を ChatGPT に出してもらう
まとめ
ChatGPT × Claude Code の 1 日ワークフロー:
朝:ChatGPT で計画立案
午前:Claude Code で実装 Block 1 + 確認
午前後半:Claude Code で実装 Block 2 + 確認
午後:Claude Code で実装 Block 3 + 統合テスト
夕方:ドキュメント化 + 終日レビュー
時間配分:
- 実装:270 分(90 × 3)
- テスト・確認:90 分(30 × 3)
- レビュー:30 分
- ドキュメント:30 分
- 計画・記録:30 分
効率化のキー:
- 明確な計画(ChatGPT で)
- 小さな単位での実装(各ブロック 90 分)
- 継続的なテスト(各ブロックで確認)
- ドキュメント化(後続保守のため)
このワークフローにより、個人開発でも高品質で持続可能な開発が実現します。